大好きな街ニューヨークでゴスペルを歌ったお話し。その弐。

ニューヨークに到着し、バスに揺られて宿泊のホテルに移動。
はじめましてのメンバーで2人づつの部屋に振り分けられて荷物を入れて。
そこから早速スタジオに練習へ。

そこは日本人。歩いてスタジオに行くときの整列の良さたるや(笑)

スタジオについて、ディレクターとともに、歌ってみましょうとオケを流して歌う始める第一声。

感激しました。

日本全国でそれぞれ歌っていた人たちが、各々練習して集まって歌うという初めての経験。英語の歌詞の曲を全員が覚えて、外国で歌う。そんな不思議な体験でした。
2曲あったのですが、1曲は震災のことを思い出してしまってリハ中涙が止まらず。。
ディレクターが優しく頷き背中をさすってくれたそんな思い出。


そして。ソロオーディションの二次。
日本から応募した一次応募は4名。そこから二次に進んだのは2名。

一緒に受けた彼女は日本でもゴスペルを歌っていて、オーディション慣れもしている。
それに対して私はオーディション経験ゼロ。

もう何もわからないまま歌いました。
元々人前で歌うことが苦手な私だったので、歌いたくない、怖い。でも歌いたい。
そんなオーディションでした。

結果は、両方採用!ソロ部分を分けて2人に歌ってもらう、という優しい結果。

つまり。3万人クラスの会場でソロを取る。という結果になりました。


が。当日。本番はコンペティションからの出演時間だったので押していることもありソロ部分はカットとなり、翌日の教会での歌唱時に歌わせていただいたのでした。
教会での歌はまた後日。


本番当日。

朝から、現地のFOX5のGooday Newyorkというテレビ局での宣伝のための歌唱出演。
まさか、アメリカでテレビ出演をするとは。
どうしたらよいかもわからず、リハなのか本番なのか、わからないまま毎回全力で(笑)
最後は、たまたま後ろに来てくれた司会者のお二人が、インスタグラムに載せるから写真とってもいいかしら?と一緒に写真を撮っていただいたり、貴重な体験をさせていただきました。

そこからタイムズスクエア近くのアジアンデリで食事をして、ニューヨークの地下鉄を乗り継いで、ニュージャージー州にある大きな会場へ。

各国から集まったであろうアーティストたちがたくさん。
2階席の上の方に私たちの席はあって、コンペティションを見ながら出番を待ちました。

いよいよ、という頃。裏口を通って、舞台袖へ。

ステージまでには出演が終わった現地クワイアとすれ違い、日本人の私たちに笑顔でアイコンタクトを取ってくれる人もいれば、悪態をつく人もいたらしい。

私は、初めての場所に環境にそわそわ。ワクワク。

そしてステージに立った時の会場の大きさ。その全てに圧巻され、ひたすらに歌いました。

客席を見ると、日本人が歌うゴスペルに体を揺らしてくれた人たちがいて、感動。
残念だったのは、ソプラノ側のマイクが少なく会場リハができなかったのでバランスが悪かったこと。

きっと、現地の人たちは優しいまなざしで受け入れてくれたのだろうと思います。

数分の時間を舞台上で過ごし、舞台を下りて、席に戻るときに
流石マクドナルド主催。
バーガーとポテトとチョコチップクッキーが全員に配られ
日本にはないメニューで、歌い終わりという事もありみんなで食べて席に戻ったのでした。


席に戻った後は、最高のゴスペルシンガーたちのステージ。当時の様子はこちら

アレサフランクリンなど素晴らしすぎるメンバーのステージを時差ボケの目をこすりながら見てきました(笑)

この日は、アメリカに住んでいた中学時代の友人も見に来てくれていて、貴重な体験でした。

色々記憶が飛んでいますが。
覚えている限り。記録していたい。

Umeko

誰かの日常に寄り添える歌を。 音楽を中心に暮らすため37歳で脱サラ。 Umekoがすきなもの。 梅,ニューヨーク,古墳,遮光器土偶,シュナウザー スケジュールやブログは記事一覧に。

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